蔵番・sea snowでモーダルシフトを実現する

2024/12/06

COLUMN

モーダルシフトとは?

モーダルシフトとは、輸送手段を切り替えることで効率化と環境負荷の軽減を図る物流改革のことを指します。貨物輸送の多くはトラック輸送や迅速かつ長距離の輸送が可能な航空輸送に頼っていましたが、これを鉄道や船舶などの大量輸送手段に転換することで、温室効果ガス(CO2)の排出量削減や燃料消費の抑制を実現するのが主な目的です。

今回、この記事では航空輸送から船舶輸送へのモーダルシフトを軸に、弊社が貢献できることについて掘り下げていきます。

モーダルシフトのメリット

1.環境負荷の軽減

近年、環境問題に対する関心が高まる中、物流業界でも脱炭素化が求められています。航空輸送は、そのスピードの速さから緊急性の高い貨物輸送で広く利用されていますが、CO2排出量が船舶輸送に比べて格段に高いことが課題です。一方、船舶輸送は1トンあたりの輸送効率が非常に高く、長距離輸送において特に環境負荷を大幅に削減できる輸送手段です。

2.効率的な輸送

船舶は大量輸送に適しており、長距離輸送や定期輸送の際に効率性が高まります。このため、物流コスト削減や輸送の安定性向上といった利点があります。

MARS Companyがモーダルシフトに貢献できること

当社の提供する「蔵番」と「sea snow」は、生鮮食品の鮮度を長期間保持することを可能にします。「蔵番」は電場の技術を活用した鮮度保持業務用冷蔵庫で、マイナス温度(-1~-2℃など)でも庫内の食材が凍結しにくい環境を作りだすことで、食材の劣化を抑え鮮度を保持します。また、「sea snow」は温度が約-1℃、塩分濃度約1%の雪状の氷で、特に海産物の鮮度保持に役立ちます。

これらの技術によって食材の鮮度が通常よりもはるかに長く保たれることで、従来の輸送方法に依存せず、環境配慮や業務効率の観点で別の輸送方法を選択肢に加えることが可能になります。また、特に「蔵番コンテナ」を活用することで、一度に多くの食材を温度管理、鮮度保持しながら輸送できるようになり、モーダルシフトをさらに推進することができます。

未来に向けた展望

当社の技術と取り組みは、物流業界全体の持続可能性を高める大きな可能性を秘めています。このような取り組みが多くの企業や地域にも広がれば、モーダルシフトを支援し、また社会全体の環境意識を高める契機ともなるでしょう。私たちは、環境と経済の両立を目指し、持続可能な未来に向けた新しい挑戦をし続けます。

当社では、業務用の鮮度保持冷蔵庫を、コンテナ型から大型・小型まで幅広く取り揃えており、物流の状況や工程に応じた最適なご提案をさせていただきます。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

MARS Companyでは、一緒にフードロス削減に取り組むパートナー様とのコラボレーションを楽しみにしています。

詳しくはお気軽にお問い合わせください。

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