MARS Companyが取り組むSDGs

2024/11/19

COLUMN

MARS Companyが取り組むSDGs

MARS Companyは、食品ロス削減をはじめとするSDGsの達成に向けて主に技術開発の取り組みにおいて努力を続けています。革新的な冷熱・電場エネルギー技術を活かし、食品の保管からサプライチェーンの効率化まで幅広い取り組みを行うことで、持続可能な未来の実現を目指しています。本コラムでは、特にMARS Companyの目標とする食品ロス削減の取り組みについて、具体的に掘り下げてご紹介します。

世界の食品ロス問題とMARS Companyの役割

食品ロスは、世界全体で年間13億トンに上り、日本国内でも年間472万トンが廃棄される深刻な問題です。この膨大な食料廃棄は、持続可能な資源利用に大きな障害となると同時に、世界の飢餓問題にも影響を与えています。国連の統計によると、廃棄される食料は世界中の20億人分に相当するとされています。

【目標2:飢餓をゼロに】

MARS Companyは、この課題に対し、鮮度保持冷蔵庫「蔵番」や、温度約-1℃の氷「sea snow」を活用し、食品の保存期間を延ばす取り組みを行っています。これにより、サプライチェーン全体での効率化を図り、鮮度保持によって食品ロスを抑えることを実現します。

【目標14:海の豊かさを守ろう】

また、特に水産物の管理においては、「蔵番」と「sea snow」が重要な役割を果たし、鮮度を保ちながら物流を支えることで、水産資源のロス削減に大きく寄与しています。これにより、限りある海洋資源を守り、持続可能な漁業の実現に貢献しています。

技術革新による食品ロス削減

先進国では「作りすぎ」や「賞味期限切れ」による廃棄が目立つ一方、途上国ではインフラの未整備や産業技術の不足により、収穫後の保管が不十分であり、害虫やカビによる損失が多発しています。水産物でも同様に、流通過程での適切な冷凍・冷蔵保管が不十分なために漁獲物の多くが廃棄されている問題があります。

【目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう】

MARS Companyは、「蔵番」と「sea snow」を国内外で普及し、新たなコールドチェーンを構築することで、鮮度と品質を守る物流インフラの発展に意欲的に取り組んでいます。これにより、持続可能な産業基盤を支え、地域や国際市場での安定供給と品質管理を実現し、経済的・環境的な貢献を果たすことを目指しています。

海外展開による鮮度保持技術の普及と新たな可能性

【目標8:働きがいも経済成長も】

MARS Companyの鮮度保持技術は、これまで物流の問題で地方や海外に流通が難しかった商品や特産品の配送・輸出を可能にし、新たな需要創出や産業発展の礎となります。これにより経済成長を促し、地域雇用を創出することが期待されています。

私たちは、「蔵番」や「sea snow」を通じて、効率的なコールドチェーンの構築を進め、環境・社会への貢献を基盤に一次産業と消費地をつなぐ新たなインフラを提供し、国際競争力の向上に寄与していきます。

SDGs達成に向けたMARS Companyの社会的責任

MARS Companyは、持続可能な未来に向けて技術革新を推進し、食品ロスの削減に向けた取り組みを継続しています。食料資源の有効活用を通じ、飢餓問題の解決に貢献することを目指し、これからも社会課題解決への一歩を積み重ねていきます。未来の世代が安心して暮らせる持続可能な社会の実現に向けて、私たちは努力を続けます。


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MARS Interview: 代表 大野正樹「食品ロスを減らせば、飢餓はなくせる」
https://www.mars-company.jp/journal-detail/mars-interview1-ono

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