マグロを中心とした鮮魚販売店での【蔵番・sea snow】導入事例

2024/10/28

INTERVIEW

現在の事業
私たちの会社は、石垣島を拠点にマグロ漁を中心とした水産業を展開しています。単に漁獲して終わるのではなく、漁獲後にマグロの解体、鮮度保持、販売までを一貫して行うことで、お客様に最高の品質を届けています。マグロの他にも、イカや季節ごとの新鮮な魚介類も幅広く取り扱い、常連のリピーター様にご愛顧いただいております。MARS Companyの蔵番とsea snowは3年前に導入し、日々活用しています。

蔵番・sea snowとの出会い
このビジネスにおいて、物流は常に課題でした。石垣島という離島から本土への輸送は、これまで空輸が主流で、一度に運べる量が少なく、またコストも大きな負担となっていました。そんな折、MARS Companyから「蔵番」と「sea snow」という鮮度保持技術を使用した製品に関する実験への協力依頼が舞い込んできたのです。この実験は、船と陸送を使用した長距離輸送において、魚の鮮度がどの程度保たれるかを検証するものでした。私たちもこの新しい技術に興味を持ち、協力を決めました。特に石垣島から本土へ新鮮な魚を届けるための新たな手段として、大きな期待を抱いていました。

蔵番・sea snowの導入の決め手
実験は私たちの期待を大きく上回る結果となりました。通常、空輸は輸送時間が短いことが利点ですが、それでも魚の鮮度保持には限界があります。ところが、sea snowで作った氷で包み、蔵番で輸送した魚は1週間近くかけて輸送したにもかかわらず、空輸した魚よりも鮮度が高く保たれていたのです。この驚くべき結果を目の当たりにし、当店でも蔵番とsea snowを導入することに決めました。

蔵番の活用方法
漁獲したマグロを吊るして保存することで蔵番を活用しています。吊るすことでマグロの無駄なドリップを出しつつ、自然な熟成を促しています。蔵番を導入してからは鮮度を落とすことなく吊るしながら保存が可能になりました。鮮度を保持するだけでなく、マグロの味わい自体が増し、お客様により一層喜ばれる商品へと変化しています。

sea snowの活用方法
漁獲した魚をそのまま、あるいは解体した後にsea snowでつくった氷で包み、蔵番で保存しています。また、この氷を漁に出る際にも可能な限り持ち込み、船上での鮮度保持に役立てています。

蔵番・sea snow導入後の変化
蔵番とsea snowを導入したことにより、当社の魚の鮮度保持は飛躍的に向上しました。それにより、石垣島の頻繁な台風で漁に出られない日々が続いても、安定した供給を確保できるようになりました。

お客様からもとても好評で「ヤエスイの魚なら、味も鮮度も安心して購入できる」という信頼の声を数多くいただいております。特に、地元のお客様からは「ここのお刺身を一度食べたら、もう他では食べられない」といった嬉しいお言葉も寄せられています。

毎朝のように仲買業者の方々から電話で連絡があったり、仕入れを希望する飲食店の方々もわざわざ足を運んでくださったりしています。

また、石垣島のファミリーマートでも、お刺身パックの販売を開始しました。これにより、地元のお客様や観光客の方々にも、気軽に新鮮な刺身を手に取っていただけるようになりました。通常、コンビニでの刺身販売は鮮度が懸念されがちですが、蔵番とsea snowの技術により、当社の刺身は一切妥協することなく提供できています。

こうしたお客様からの反響は、非常に励みになりますし、私たちが導入した蔵番やsea snowによる鮮度管理の重要性を改めて実感しています。

MARS Companyでは、一緒にフードロス削減に取り組むパートナー様とのコラボレーションを楽しみにしています。

詳しくはお気軽にお問い合わせください。

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